ハワイの雨季は何月!?雨季の時期と降水量について

雲ひとつない晴天の空に、青い海、温暖な気候のイメージの南国ハワイですが、ハワイの季節は雨季と乾季の2つがあります。
同じ雨季でも、島ごとに気候や雨量が違うことももちろんですが、ハワイ島やマウイ島などでは、同じ島内でも東部と西部で気候も雨量も大きく変わる島もあります。
今回は、そんな島ごとにまったく異なるハワイの島々の天候と気候についてご紹介します!
Contents
ハワイの雨季
ハワイの雨季は、10月から3月にかけての6ヶ月ほど。
雨季には、”コナ・ウィンド”と呼ばれる風が南西から吹き、湿気を含んだ風がハワイの山々とぶつかり合い、大きな雨雲を作り出して雨を降らせます。
ノースショアで名物になっている特大ビッグウェーブを生み出すのも、この”コナ・ウィンド”です。
雨季は乾季に比べてやや雨の降る日が多くなりますが、一時的に降る”スコール”のような雨が主なので、基本的に観光に支障がでるようなことはほとんどないのでご安心ください!
※スキューバーダイビングやハイキングなど、観光内容によっては中止になるものもあります。
ハワイの雨季はどのくらいの雨が降るのか
ハワイの雨季は、雨季と言っても日本の梅雨ほど雨が続くものではなく、雨天日も月平均10日ほど。
降水量も一部の地域を除いては、想像するよりも少なく、実際にハワイに行って拍子抜けしてしまう人も多いので、ここで誤解を解いておきましょう!
ハワイと日本の降水量の比較
ハワイの雨天日数
月 | 雨天日数 | 月 | 雨天日数 | 月 | 雨天日数 |
1月 | 10 | 5月 | 7 | 9月 | 7 |
2月 | 9 | 6月 | 6 | 10月 | 9 |
3月 | 9 | 7月 | 7 | 11月 | 9 |
4月 | 9 | 8月 | 6 | 12月 | 10 |
降水量の違いは一目瞭然!!
日本(東京)と比べて見れば、圧倒的にハワイの雨季は雨が少ないことがわかります。
そして、雨天日数も乾季の時期より2~3日多いというだけで、乾季とそれほど天気が大きくかわると言うわけではありません。
こうやってみてみれば、日本人の私たちからすれば、それほど気にする必要がないことがわかりますよね?
むしろ、ハワイの山々にかかる綺麗な虹を見ることができるので、旅のいい思い出になりますよ!
主要な島の気温と降水量
とはいえ、ハワイの気候は島によってそれぞれ異なります。
「こんなはずじゃなかったのに…」なんてことになる前に、ハワイ諸島のそれぞれの島の天候や雨季の特徴についてもご紹介します。
ハワイ島の気候について
ハワイ島の気候は、島の中央にある4000メートルを超えるマウナ・ケア山やマウナ・ロア山の影響で、東西で全く気候がちがうので、油断は禁物ですよ。
ヒロ
【年間平均気温と降水量】
- 気温23.3℃
- 最高気温27.2℃
- 最低気温19.4℃
- 年間降水量 3219mm (日本の雨量の約2倍)
※日本(東京)の年間降水量1500mm相当で換算。
ハワイ島の東部にあるヒロは、ハワイ諸島のなかでも最も雨が多いエリア。
ヒロの晴天日数は年間75日、1年の6割が雨と言う、ハワイの南国イメージとは異なる特徴的な島です。
カイルア・コナ
【年間平均気温と降水量】
- 気温25.5℃
- 最高気温28.9℃
- 最低気温22.1℃
- 年間降水量 467mm (日本の雨量の1/3)
※日本(東京)の年間降水量1500mm相当で換算。
ヒロとは反対側にある、ハワイ島西部にあるカイルア・コアは、一転して年間雨天日数49日、1年の7割以上が晴天という、南国らしい好天日の多いエリアです。
観光客に好まれる気候から、ハワイ島のリゾートのほとんどが西南部に集中しています。
オアフ島(ホノルル)の気候について
【年間平均気温と降水量】
- 気温24.5℃
- 最高気温29.1℃
- 最低気温21.6℃
- 年間降水量 434mm (日本の雨量の約1/3)
※日本(東京)の年間降水量1500mm相当で換算。
オアフ島は、ハワイ島のように高い山がなく、比較的島全体通して、天候の変化の少ないことが特徴の島です。
年間降水日数は約90日、年間を通して泳ぐことができる温暖な気候で、太平洋からの風で風通しもよく、湿度や暑さがこもりにくいので、快適に過ごすことができます。
マウイ島の気候について
マウイ島の気候はハワイ島ほど極端ではありませんが、マウイ島にも”マウイの屋根”と呼ばれる3000メートルを超えるハレアカラ山があるため、東部と西部でやや気候が違います。
マウイ島もハワイ島と同様に、晴天の多い西部にリゾート地が集中していて、観光客が滞在する、カアナパリ、ワイレア、ラハイナなどの一般的なエリアは晴天の多い地域にあるので、雨の心配なく旅行を楽しむことができる島です。
カフルイ
【年間平均気温と降水量】
- 気温24.4℃
- 最高気温29.1℃
- 最低気温19.7℃
- 年間降水量 453mm (日本の雨量の約1/3)
※日本(東京)の年間降水量1500mm相当で換算。
ラハイナ
【年間平均気温と降水量】
- 気温24.6℃
- 最高気温29.4℃
- 最低気温19.8℃
- 年間降水量 372mm (日本の雨量の約1/4)
※日本(東京)の年間降水量1500mm相当で換算。
ハナ
【年間平均気温と降水量】
- 気温23.5℃
- 最高気温26.8℃
- 最低気温20.1℃
- 年間降水量 2013mm (日本の雨量の約1.5倍)
※日本(東京)の年間降水量1500mm相当で換算。
マウイ島への旅行に関しては、それこそ雨季を意識する必要はほとんどないと言えますね。
カウアイ島の気候について
【年間平均気温と降水量】
- 気温24.3℃
- 最高気温27.3℃
- 最低気温21.3℃
- 年間降水量 941mm (日本の雨量の約2/3)
※日本(東京)の年間降水量1500mm相当で換算。
観光客が滞在するボイブ地区、空港のあるリフエなどは雨が少なく、朝夕のスコールがある程度です。
しかし、カウアイ島の北東部はハワイ島のヒロほどではないですが、やや雨の雨量が多い地域になり、特に島の中心にあるワイ・アレアレ山の年間降水日数は195日、降雨量が世界一と言われるほど。
トレッキングなどのレジャーには注意が必要です。
モロカイ島の気候について
【年間平均気温と降水量】
- 気温23.6℃
- 最高気温27.8℃
- 最低気温19.5℃
- 年間降水量 628mm (日本の雨量の約2/5)
※日本(東京)の年間降水量1500mm相当で換算。
モロカイ島も、東部分で雨が多く、西部では雨が少なくなるという、島の中で気候が異なる島の一つです。
とはいえ、モロカイ島の雨季は降雨量も少なく、雨天日も年間を通しても50日程度なので、天候をあまり心配する必要はありません。
ただし、モロカイ島はハワイ島やマウイ島と比べて、雨季の平均気温がやや低いので、パーカーを用意するなど服装や持ち物には注意が必要です。
ラナイ島の気候について
【年間平均気温と降水量】
- 気温20.6℃
- 最高気温24.0℃
- 最低気温17.1℃
- 年間降水量 853mm (日本の雨量の約1/2)
※日本(東京)の年間降水量1500mm相当で換算。
ラナイ島は”ハワイで最も雨の心配のいらない島”と言われていて、年間雨天日は50日程度、最高気温も23〜27℃程度、30℃を超える日はほとんどありません。
ラナイ島には標高の高い山もなく、風通しの良い地形のため、ハワイ諸島の中でも最も湿度と気温の低い気候になっています。
雨や湿度を本当に避けたい方にはオススメの島です。
ハワイの雨の少ない島ランキング
- ラナイ島
- カウアイ島
- マウイ島 ラハイナ
- オアフ島
- ハワイ島 カイルア・コナ
- モロカイ島
雨季のハワイを旅行するときには、いつスコールに遭遇してもいいように、折りたたみ傘か簡易のカッパを持っておくと安心ですよ。
筆者の場合は、雨宿りできる建物までの道のり、最悪、荷物が守れれば問題ないので…大きめのビニル袋(ゴミ袋)をカバンに忍ばせています。
かぶってよし、包んでよしなので、かなり便利なアイテムです。
あわせて読んでおきたい”ハワイに行くならこれを持って行こう!初めてでも安心持ち物チェックリスト!”についてはこちら↓
ハワイの雨季に最適な服装
雨季が始まる10月〜12月にかけての気温は、最低気温20℃〜最高気温30℃程度、平均気温は25℃ほど、日本で言うところの”初秋”のような気候になります。
日中はプールや海に入っても快適に過ごせますが、朝夕や雨・曇り、風の強い日などは、冷え込むので長袖の用意は必須です。
昼間は夏のような気候なので油断しがちですが、夜になって半袖で出かけてしまうと後悔することになりますよ!
また、ハワイは季節と関係なく、ショッピングセンターやレストランなどの冷房対策も必要です。
ハワイの公共施設の冷房は”極寒”。
夏冬関係なくハワイ旅行には、必ず1つは上に羽織れるようなアイテムを用意していくことをオススメします!!
あわせて読んでおきたい”ハワイではどんな服装をすればいい?TPOに合わせた服装や現地調達”についてはこちら↓
雨季ならではの楽しみかた
ハワイでは1年を通して、各地でたくさんのイベントが開催されています。
雨の日が増え、少し肌寒くなる時間帯もある雨季(冬)のシーズンですが、雨季(冬)の期間だからこそ楽しめるものもたくさんあるんですよ!
11月から3月にかけてのイベント一覧
- 【感謝祭】
- 【クリスマス&イルミネーション】
- 【ビッグセール】ショッピング大バーゲン
- 【ホエールウォッチング】クジラの子育て・親子が見える
- 【ビッグ・ウェーブ到来】サーフィンの世界大会
- 【ホノルルマラソン】
- 【ニューイヤーズ・イブ】年末年始
- 【メリー・モナーク・フェスティバル】フラのお祭り
- 【イースター】復活祭
特にホエールウォッチングは、冬こそ選ぶべきオプショナルツアーです!!
普段はアラスカ近海で生活しているクジラたちが、12月から3月にかけて、出産と子育てのためにハワイの温かい海へとやってきます。
この時期だけは、 マウイ島の陸からも親子クジラたちの姿が見える日もあるので、冬のハワイへ旅行された際には、ぜひ一度海を眺めてみてください。
あわせて読んでおきたい”絶対外せない!厳選ハワイ・オアフ島オプショナルツアー”についてはこちら↓
意外と人気な雨季のハワイ
雨季と言うだけで日本人には避けられがちな冬のハワイですが、じつは欧米からの旅行者たちからは大人気!
欧米の寒い冬から逃れる”避寒地(ひかんち)”としてハワイが選ばれることが多く、冬こそハイシーズンと言わんばかりに部屋代が高くなる、長期滞在用のコンドミニアムやホテルなどもあるくらいです。
まぁ、日本人の休日とはタイムスケジュールが違うので、旅行へ行くのに予約が取れない!なんてことはないので安心してくださいね!
むしろ、日本からのハワイ旅行は、冬こそ最も旅行代が安くなるシーズンなので、ハワイへ安く行きたいなら、雨季のシーズンがおすすめ!
日本人観光客が比較的少なく、ゆっくりとハワイでの休暇を楽しむことができる、この時期を逃す手はないですよ!
あわせて読んでおきたい”ハワイ旅行の価格が一番安い時期はいつ?安い航空券やツアーの見つけ方”についてはこちら↓
まとめ
ハワイの雨季についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
基本的にハワイは、どの時期に旅行をしても楽しむことのできる旅先です。
ぜひお得に旅をすることができる、雨季のシーズンのハワイも楽しんでみてくださいね!